幼少期から、絵で自分を表現することを本能的に求めて、毎日描いていた。
幼少期から感じていた人間関係や生きづらさから自分を救うために、流れに乗って出会ったものにチャレンジしてゆき、氣功に出会った。
氣功は生命力を上げると言われている。自分を俯瞰して向き合い、コントロールする技術だ。
継続する中で、言葉にならない体感を得た。1歩進むと感覚や、体験することが変わる。
その言葉にならない部分を忘れないように記録として、書き始めたのが創作の原点。
作品を描くことで、自分は救われていった。だからこそ、他に苦しんでいる人の助けにもなるのではないかという思いがある。
陰陽の理論に則ると、作品を通して世の中へと放出されたエネルギーは、巡り巡って自分に返ってくる。
それを繰り返してゆくことで、自己の成長につながる。
鑑賞者との相互関係が成り立ち、それは更新され続ける。
氣功を通して出会ったもう一つの概念が、東洋思想の五行説と陰陽論である。
世界を客観的に理解できる視点の一つだと捉えている。
五行は、木火土金水の5つの要素が相関して、世の中の事象が生まれていくと説く。
陰陽は、陰と陽の2つの相反するエネルギーが行き来して、世界は成り立っていると説く。世の中のすべての事象は陰陽論で説明できると言われている。
五行は「見える世界」、陰陽は「見えない世界」の理論と解釈できる。
陰陽論的に考えると、この二つのエネルギーを行き来することで、全世界⇒宇宙が表現できる。
「なぜ宇宙なのか?」
暗闇で目を閉じた状態を、宇宙本来の状態と認識した瞬間があった。
目を閉じるとオーロラのような光が沢山、暗い空間を動きながら移動してゆくのが見える。
宇宙の中を光が泳いでいる。
その美しくて不思議な状態は、通常では目に見えないエネルギーが、自分に可視化されたのだと思われる。
自分は広い宇宙の中の1粒の存在であると感じる。
自分を俯瞰して見れるようになってくると、とてつもなく大きいものと、小さな自分を意識するようになった。
1番大きなもの=宇宙。
宇宙の中の自分を表現した。
また、私が宇宙を表現するということは、広大な宇宙は、自分の中に存在するとも言える。
武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン科卒業。
全日本気功療術師認定気功師。
https://lit.link/sibuspiritart